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寧比曽岳

  寧比曽岳  (1,121m)
      ( ね び そ だ け )

 梅雨が明けて夏本番を迎え最初に選んだ山である。“ねびそだけ”と読む。静岡県人にはあまり馴染みがないが、名古屋を中心に中京地区の登山者にはよく知られた山である。 奥三河高地の中で標高1,000mを越える山としては最西端に位置し、名古屋から最も近い1,000m峰として手軽に日帰り登山を愉しむことができるからである。 登山口近くの駐車場には平日でも車が必ず数台停まっている。

寧比曽岳
   【山間に静かに佇む大多賀集落。 (大多賀峠より)】

 この山は登り易く初心者・初級者でも容易に登頂することができる。 登山口(伊勢神峠、或いは大多賀峠)から頂上まで登山道全てが東海自然歩道のルートになっているためきれいに整備されているからである。逆に健脚者には少々物足りない山と言うことになる。山頂には展望小屋が建ち、周りの木は取除かれているのでほぼ 360度の展望が愉しめる。上記したようにこの山は奥三河高地最西端に位置する1,000m峰で、ここ以西は低い山が続き濃尾平野に至る。 天候条件が良い日に山頂から西を覗くと手前に豊田市が、その奥に名古屋市そして雄大な濃尾平野の展望が眼下に広がる。 眺望の良さ、登り易さから近隣の日帰り登山には手頃な山としてお薦めする。

   
寧比曽岳
   【寧比曽岳山頂より西を見る】

 この時期夏特有の霞のため遠望は望めない。 写真右端遠方に見える山が猿投山。左の平野部 に広がるのが豊田市。 空気が澄んだ日には濃尾平野(豊田市)越しに伊勢湾、そして鈴鹿山系が観える筈である。

 夏山登山で厄介なのが虫。特に奥三河の低山では登山口から頂上まで常に虫たちが付きまとう。登・下山中は良いが、途中休憩や頂上での休憩時は無数の虫が群がって来る。今回も頂上珈琲している時顔面にうるさく飛来してきた。 そのときは気付かなかったが帰宅し翌朝鏡を見てビックリ!己の顔が“お岩さん”状態であった。 教訓、「夏山登山は虫対策を忘れるべからず。」

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