岩伏山 (983m)
(いわふしやま)
遠景からは穏やかな山容をみせる岩伏山。 実際はと言うと、その名に違わず大小の岩が山全域に散在し登り下りが大変である。 特に足元が滑り易いため下りは難儀する。
途中、八合目辺りにこんな警告板が在った。
スキーは大好きであるが、このスキー場は頂けない。 足をすくわれて岩で頭を打ったら、と考えると自ずと歩行も慎重にならざるを得ない。
【東海豪雨】
この登山道にはもうひとつ難儀する問題があった。
11年前の平成12年9月10日、名古屋市西区の殆どが水没した「東海豪雨」が発生した。
この時奥三河地方では歴史に残る、計測不能の大豪雨に見まわれた。 特に岩伏山の形状が半すり鉢状のため山腹に降った豪雨は谷間に一気に流れ込み登山道は破壊されズタズタになってその姿は一変してしまった。 崩落、岩雪崩、そして倒木の山。重機が入れない深山。
今も深い傷跡はそのままの姿を曝していた。
【登山道を塞ぐ崩落現場は11年前のまま】
登山道は何とか人が通れるように通路が確保されてはいるが、湿地のため足場が悪く進むのに細心の注意が必要だ。
【歴史の跡】
歴史的にも古くから記録が残る岩伏山。 山頂付近にこんな跡が残っていた。
480年前武田信玄が築いた狼煙台跡である。三河攻略を画策する信玄は最前線の戦況を逐次把握するために狼煙台を彼方此方に作っていた。 その意味からもこの岩伏山は地理的に如何に重要な位置にあったかを知ることが出来る。
(いわふしやま)
遠景からは穏やかな山容をみせる岩伏山。 実際はと言うと、その名に違わず大小の岩が山全域に散在し登り下りが大変である。 特に足元が滑り易いため下りは難儀する。
途中、八合目辺りにこんな警告板が在った。
スキーは大好きであるが、このスキー場は頂けない。 足をすくわれて岩で頭を打ったら、と考えると自ずと歩行も慎重にならざるを得ない。
【東海豪雨】
この登山道にはもうひとつ難儀する問題があった。
11年前の平成12年9月10日、名古屋市西区の殆どが水没した「東海豪雨」が発生した。
この時奥三河地方では歴史に残る、計測不能の大豪雨に見まわれた。 特に岩伏山の形状が半すり鉢状のため山腹に降った豪雨は谷間に一気に流れ込み登山道は破壊されズタズタになってその姿は一変してしまった。 崩落、岩雪崩、そして倒木の山。重機が入れない深山。
今も深い傷跡はそのままの姿を曝していた。
【登山道を塞ぐ崩落現場は11年前のまま】
登山道は何とか人が通れるように通路が確保されてはいるが、湿地のため足場が悪く進むのに細心の注意が必要だ。
【歴史の跡】
歴史的にも古くから記録が残る岩伏山。 山頂付近にこんな跡が残っていた。
480年前武田信玄が築いた狼煙台跡である。三河攻略を画策する信玄は最前線の戦況を逐次把握するために狼煙台を彼方此方に作っていた。 その意味からもこの岩伏山は地理的に如何に重要な位置にあったかを知ることが出来る。