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お試し会報告 無花果

“S.E.M. たより №362 (2011.10.01)”より

     無花果(いちじく)のこと。

先日、無花果(イチジク)をテーマに「お試し会」が開催されましたので報告いたします。
内容は、①無花果を生食しての感想を述べ合うことと、②イチジク・タルトを食して意見交換することでした。詳細は割愛しますが、要点を掻い摘んで報告します。

①無花果生食
スーパーなどで市販されている無花果と、アボンドンスのベルナールさんがタルト用に使用している指定農園の無花果、それと今回オーナーさんにも同席して頂いた“加藤農園”の無花果の3者を食べ比べてみました。 私は無花果を生食するのは久し振り(云十年振り)です。それぞれに特徴があります。

お試し会報告 無花果
お試し会報告 無花果

●スーパーなどで市販されている無花果は昔からの味そのままで懐かしさを覚えました。
●アボンドンスが採用している農園の無花果は、完熟前のまだ酸味がハッキリ残るものでした。
これはスイーツ(タルト)用に使用するため味のバランスを考慮して収穫タイミングが計算されたものです。ベルナールさん、流石食材を厳選されています。
●加藤農園のそれは熟成のピークに収穫されたもです。ここの無花果は表皮が薄くそのままガブリと頬張れるほどです。また、ビックリするほど甘味が強く生食していてもまるでジャムを食しているようです。無花果の概念が変わるほど食感、風味ともに次元が違うものでした。
皆さんも一度加藤農園の無花果を試してみては如何でしょう。

②イチジク・タルト
カスタードクリームとイチジクのコラボレーション。甘味と酸味のバランスがポイントになります。
アボンドンスのタルトは、口の中でカスタードクリームの上品な甘味とイチジクのしっかりした酸味が見事に調和して心地良い初秋のハーモニーを醸し出しています。
上質の無花果が手に入り難くなってきているので毎年この時期になると食材集めに苦労していますがお客様からの要望が強いので何とか確保して続けています、とベルナールさんはおっしゃいます。
お試し会報告 無花果

タルトの食べ方でベルナールさんから興味ある話を聞かせて頂きました。
「日本ではタルトを食べるとき何故ホーク(&ナイフ)を使うの?フランス(ヨーロッパ)ではタルトは手で摘まみ口に運んで食べるんだよ。」
なるほどアボンドンスのタルトのサイズはやや小さ目で、ホールをカットしたものではなく、一つ一つのタルトをベースに作られているので手で摘まんで口に運ぶのに丁度良い大きさです。ベルナールさんは続けます。「日本人は寿司を手で持って食べるでしょう。それと同じ。フランスではタルトは手で持って食べるの。そのほうが美味しいよ。」 参考になりました。

「アボンドンス」では本場ヨーロッパのケーキと巡り合うことが出来ます。

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